「出会いの形‥✨」~~

 

----帰宅後----

 

道はベットの上で真に言われた「彼氏がおる子やぞ!」‥この言葉がどうしても突き刺さる。

 

あーーもうどうしたらええねん‥枕に顔を押し付けて心の中で叫んだ。

 

その日は一睡も出来なかった‥

 

---------〜〜〜

 

そんな事を色々考えていたらもう雪も溶け、桜が咲く頃になっていた。

道も真も最高学年3年生になった。

 

やはり今でも月に1度ある学年集会であの子(吉谷綾)を遠目で見るぐらいしか出来ない日々だった‥

 

‥それを同じように遠目から真が心配そうに見ていた。

 

ある学年集会が終わって体育館を去ろうとした時、道の背中に声が飛んできた‥振り返ると真がこっちこっちと手招いてた。

 

道ゞ「‥えっどうしたん?‥っ、、、」

 

真ゞ「‥お前、来月の体育祭の実行員だろ?吉谷さんも同じ実行員らしいから体育祭のチラシ作り手伝って貰ったら?」

 

えっ‥他の生徒の人混みで真の前まで行くまで気づかなかったが真の横には吉谷綾がいた‥いやいやまてまて!真が放った言葉を理解するのに時間がかかる‥それをはぁ〜とため息を付きながら続けて真が話す‥

 

真ゞ「‥吉谷さんもチラシ作りに手こずってるらしいし、なんならお前もまだ出来てない言ってたからちょうどええかなって思って!」

 

真ゞ「‥まぁー吉谷さんも助かるって言ってたから頼んだぞ。」

 

って言って逃げた、、、、、、、、、、、、、

 

体育館に2人だけ残される‥

えっ何この状況‥真、マジ意味わからん!‥とりあえず話を進めなければ‥

 

道ゞ「‥あの〜初めましてA組の道って言います‥えっと、、吉谷さんも実行員なんですね」

 

歯切れの悪い言葉‥

 

綾ゞ「‥はい。えっと、G組の吉谷綾です‥前バス停で会いましたよね?」

 

‥えっ覚えててくれてた‥声は女の子にしては低かった‥

 

道ゞ「‥あっそうですね。‥あの時は凄く寒かったですね‥」

 

‥いつものように上手く返せない‥落ち着け落ち着け!

‥ん?綾の顔を見ると笑っていた‥

 

綾ゞ「‥道さんってなんか怖そうな人だと思ってたけどイメージと全然違いますね!」

 

道ゞ「‥すいません俺ちょっと顔付き悪いですもんね。」

 

綾ゞ「‥いやいや、すいません私の方こそ。」

 

っと笑いながら綾が返す。

 

‥そこからちょっとたわいも無い話をして来週の火曜の放課後に2人でチラシ作りをする約束をしてお互い自身の教室に戻った。

 

 

 

 

 

‥(続く)5