『出会いの形‥✨』〜真編。
−−次の朝の事。
真は部活の朝練の為に部室で着替えてる時、部室の建物の裏手から誰かの声がした。
綾ゞ「‥いい加減にして!‥もういい!」
といい走り去る音だけが残っていた。
(顔は見えないがこの声は吉谷さんだ。‥誰と喋ってたんだろう?‥)
と考えていると田中が部室に入ってきた。
(えっまさか吉谷さんといたのってこいつ?‥凄い喧嘩してたよな‥浮気がバレたのか?‥てか、バレろ!まぁー俺が言うつもりだったからどっちでもいいけど。)
しかし、田中の様子を見ていたら明らかに綾に振られた感じだったので真は少し様子を見る事にした。
その日から数日経ち、、、、、、、、、、
−−高校最後のビッグイベント球技大会当日。
真ゞ「‥よっしゃー!皆んな今日は死ぬ気で戦え!!」
クラスメイトゞ「‥いや、俺らぁのクラス、野球部いないから無理っしょ。」
道ゞ「‥‥ですよね。‥一応、俺と真は経験者だけど‥。」
真ゞ「‥俺と道で十分や!‥あと何人かも経験者はおる!」
‥かなり張り切ってる真に対して道をはじめクラス全員が半ば諦めていた。
と思っていたが未経験者が1人もいなかった事が幸いし、決勝戦まで行き、見事準優勝という誰もが予想していなかった結果で終わった。
真ゞ「‥‥あー最後とかなんでくじ引きで勝敗決めんねん!‥絶対延長戦になってたら勝ててたー!」
と喚き散らしている真をクラス全員で胴上げしていた。
−−
その日の夜、ベットの上で天井を眺めながら真は考え事をしていた。
‥真はこの球技大会中、綾が道の打席の時は必ず見に来てた事を知っていた。
(‥吉谷さん田中と別れたんかな〜‥毎回、道の打席になるとわざわざ体育館からグランドに来てたよな?‥けど、まだあの2人付き合ってるみたいな事を他の奴が言ってたのを聞いたんやけど‥‥‥‥もし、吉谷さんが道の事を‥‥)
真は自分が出した答えを変える事にした。
‥(続く)