『出会いの形‥✨』〜真編。

−−道と遊びに行く当日。

 

(昨日の道の様子はかなりおかしかった‥最後はちゃかして終わったが‥たぶんあいつは吉谷綾の事が好きなんだろう。けど、道は相手の事をちゃんと把握するまでは付き合ったり、好きになったりはしない慎重な人間だと俺は思っているんだけどな〜)

 

と考えながら、準備していた。

 

 

‥昼食を食べ、街をブラついて、帰りのバス停で、、、、、

 

真ゞ「‥あ〜バス行ってもーた‥次、30分後かよ。」

 

道ゞ「‥オメェーが最後の店であんなけ服選びに時間かけたせいだろが!」

 

真ゞ「‥まあまあお兄さんそんなカリカリしなさんな。」

 

‥それに対して道が(はぁ?)みたいな顔をしていたら‥予期せぬ声が‥

 

田中ゞ「‥おっ真じゃん!」

 

 

(‥えっ田中と吉谷さんじゃん‥)

 

‥横目で隣の道を見る‥見るからにテンパっていた、、、、、、、、、、

その時、真は確信した‥道は吉谷綾の事が好きだと‥

 

真ゞ「‥えっ田中じゃん!‥デートとか羨ましい〜。」

 

とりあえず、いつもの感じで返す真。

 

 

田中ゞ「‥やめろやめろ。‥お前もカナちゃんといい感じのくせに!」

 

真ゞ「‥いやいや、あいつとは何もないって!」

 

‥と言いつつ内心とても動揺してる真であった。

 

(てか、それよりも隣でずっと挙動不審な道が気になって仕方ないわ、、、、、、、、、、もう話しかけろよ!)

 

と思っていたら‥田中が「じゃぁまた」と言い去って行った。

 

 

 

 

−−バス内で不意に道に話しかけられる。

 

道ゞ「‥真‥俺、吉谷さんを学年集会で見かけた時からずっとあの子の事が頭から離れないんだよな‥」

 

 

(えっそれって俗に言う恋って言うやつやん。‥昔からこいつどっか抜けてるんだよな〜‥)

 

真ゞ「‥そっか‥青春やな〜。」

 

道ゞ「‥えっ何その反応!?」

 

真ゞ「‥今更驚かんよ‥けど、彼氏持ちやで?」

 

道ゞ「‥‥‥っ‥。」

 

真ゞ「‥今、俺から言える事は田中と別れる事を願うしかないやろ?」

 

道ゞ「‥そうやな。」

 

‥その後2人は無言で停留場まで外を眺めていた。

 

‥バスを降りた直後、真の携帯がポケットの中で鳴った。

 

 

‥(続く)