『出会いの形‥✨』🌸4

 

(‥はぁ〜話長っ‥毎回毎回同じ話じゃん。)

 

綾は高校3年生になっていた。

今日は苦痛の学年集会だ。

 

‥キーンコーンカーンコン。

 

(やった!‥やっと終わった!)

 

綾は自身の教室に帰ろうとその場から立ち上がろうとした時‥

 

真ゞ「‥吉谷さんちょっといい?」

 

不意に真から声をかけられ戸惑う綾。

 

綾ゞ「‥えっはい?」

 

真ゞ「‥ごめんねいきなり声かけちゃって!‥田中から聞いたけど吉谷さんって来月の体育祭の実行委員だよね?」

 

綾ゞ「‥あっまぁーそうですけど。」

 

(‥それがどうしたんだろう?‥てか、真さんってやっぱり凄いイケメンだな〜。)

 

真ゞ「‥ちょっと俺の友達も実行委員で‥めちゃくちゃチラシ作りに手こずってて‥吉谷さんチラシってもう出来てるの?」

 

(‥ん?何でそんな事聞いてくるんだろう?)

 

綾ゞ「‥あっ‥私もそれめちゃくちゃ手こずってます‥。」

 

(‥あーあのチラシ来週中までだったから早く完成させなきゃ‥)

 

それを聞くや否や真は「ちょっと待てて」といい誰かを無理矢理、綾の前に連れてきた。

 

綾ゞ「‥あっ‥。」

 

(‥あの時、バス停にいた怖い顔した人だ!)

 

‥照れくさそうに軽く会釈する道。

 

真は今まで綾と話してた事を道に伝え、消えた。

 

‥‥残された2人の間に数分間沈黙が流れる‥

それに耐えきれなくなった道が口を開く。

 

道ゞ「‥あの〜真のせいで意味わからん事になってしまってすいません‥別にもう教室戻ってもいいですよ」

 

綾ゞ「‥いや別に私は大丈夫ですよ‥、前バス停で会いましたよね?」

 

道ゞ「‥あっはい。‥」

 

(‥何でこの人こんな動揺してるんだろう?‥私何かおかしな事言ったかな?‥それよりも何かこの人見た目とは違って凄い優しそうな感じがする。)

 

綾ゞ「‥えっと‥とりあえずチラシどうしますか?‥〆切、来週までなんですよね?‥私全然やってなくてどうしようかなって思ってたとこなんですよ。」

 

道ゞ「‥俺も全然で‥協力してやりますか?」

 

綾ゞ「‥あっ‥私的にそっちの方が助かります!こういうの苦手で‥。」

 

(‥えっ私何言っちゃてんの‥けど、もう了承しちゃったし‥まぁいっか。、)

 

綾と道は来週火曜の放課後に一緒にチラシ作りをする、約束をして自身の教室に戻った。

 

 

教室に帰って真にそれを伝えたら凄く喜んでいた‥けどその笑顔の奥は闇に包まれていた。

 

 

‥(続く)